東京などの関東から九州への観光地で真っ先に行きたい場所はどこかと聞くと、博多や別府、湯布院などと答える人は少なくない。長崎を一番に挙げる人は、ほとんどいないといっても過言ではないだろう。
しかし、長崎はとてもオススメの場所でもある。異国情緒漂うグラバー園やオランダ坂、平和を学べる原爆資料館、夜景が美しい稲佐山、そして誰もが楽しめるハウステンボスなど、長崎にある古くからの観光地は相変わらず魅力的だ。
それらに加えて、長崎にある2つの世界遺産に訪れてみるのもいいだろう。1つは明治日本の産業革命遺産で、もう1つが天草地方五島列島にある潜伏キリシタン関連遺産だ。歴史に興味があるなら、潜伏キリシタンの舞台となった地や美しい教会などを巡ってみるのがオススメである。
しかし、五島列島は歴史的なものに興味がなくても、ぜひ足を伸ばしてほしい観光地だ。何といっても海の美しさがすばらしく、その青さに感動することは間違いないだろう。また、日本一美しいともいわれている、高浜ビーチも見逃せない。白い砂浜と青い海のコントラストは、誰もが息を呑むはずだ。沖縄ではなくても、キレイな海が長崎にもある。
そのほか、五島列島からは離れるが、南島原市ではイルカウォッチングができる場所もあるのだ。もちろん、野生のイルカということもあって、自然のままの姿を見ることができる。長崎に行けば、このように貴重な体験もできるのだ。